H30-2　検査員　近畿　3

問題

【3】 次の各々の文は、道路運送車両の保安基準、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(平成14年国土交通省告示第619号)及び審査事務規程について述べたものです。次の各問に答えなさい。
I　平成26年1月に製作された使用過程にある自動車について、次の文の( )に当てはまる最も適切な字句または数字を下表から選び、その記号を記入しなさい。なお、同じ記号を複数回使用してもよい。
1. 四輪以上の自動車のかじ取車輪は、かじ取車輪の横滑り量に関し、テスタ等その他適切な方法に より審査したときに、かじ取車輪をサイドスリップ・テスタを用いて計測した場合の横滑り量が、走行(①)mについて5mmを超えてはならない。ただし、その輪数が四輪以上の自動車のかじ取 車輪をサイドスリップ・テスタを用いて計測した場合に、指定自動車等の自動車製作者等がかじ取装置について安全な運行を確保できるものとして指定する横滑り量の範囲内にある場合にあっては、この限りでない。
2. ガソリンを燃料とする自動車の燃料タンクの注入口及びガス抜口は、排気管の開口先になく、かつ、排気管の開口部から(②)mm以上離れていること。
3. 走行用前照灯の最高光度の合計は、(③) cd を超えないこと。
4. 貨物の運送の用に供する車両総重量8t以上の普通自動車に備える(④)は、空車状態において、 その下縁の高さが地上450mm以下、その上縁の高さが地上650mm 以上となるように取付けられていること。
5. 車幅灯は、(⑤)にその前方300mの距離から点灯を確認できるものであり、かつ、その照射光線 は、他の交通を妨げないものであること。この場合において、その光源が5W以上30W 以下で照明 部の大きさが (⑥)cm²以上であり、かつ、その機能が正常である車幅灯は、この基準に適合する 「ものとする。
6. 二輪自動車及び側車付二輪自動車以外の自動車に備える後部反射器は、その反射部の上縁の高さが地上(⑦) mm 以下、下縁の高さが地上(⑧)mm以上となるように取付けられていること。
7. 普通乗用自動車に備える警音器の音の大きさは、自動車の前方7mの位置において (⑨) dB以下 交(⑩)dB以上であること。
8. 緊急自動車に備える警光灯は、(⑪) 300mの距離から点灯を確認できる(⑫) 色のものであること。

Ⅱ　平成26年1月に製作された自動車の継続検査における判断について、次の文が適切なものに「○」印を、不適切なものには「×」印を、記入しなさい。
1. 小型貨物自動車に備える操縦装置について、変速装置の操作装置又はその附近に、変速段ごとの 操作位置を運転者が運転者席において容易に識別できるような表示がなかったので、保安基準に適合しないものと判断した。
2. 小型乗用自動車に備える窓ガラスについて、前面ガラスの上縁に透明の着色フィルムが貼付され ていたので、可視光線透過率を測定したところ60%であったが、当該着色フィルムの貼付された位 置は車両中心線と平行な鉛直面上のガラス開口部の実長の20%以内の範囲であり、運転者が運転者 席において着色フィルムが貼付された前面ガラスを通して交通信号機を確認できるものであったので、保安基準に適合するものと判断した。
3. 車体の形状が「バン」である車両総重量24,990kgの普通貨物自動車について、当該自動車に備えられた突入防止装置を確認したところ、空車状態においてその下縁の全ての位置の高さが地上 530mm以下に取付けられており、かつ、突入防止装置に係るその他の性能要件及び取付要件について基準を満足するものであったので、保安基準に適合するものと判断した。
4. 客室に通路を有する乗車定員11人以上の自動車(緊急自動車及び幼児専用車を除く)について、当該自動車に備えられた乗降口を確認したところ、その有効幅は650mmであり、かつ、乗降口に係るその他の性能要件について基準を満足するものであったので、保安基準に適合するものと判断しした。
5. 普通貨物自動車である牽引自動車について、側方灯又は側方反射器が備えられていなかったが、当該自動車の長さは6m以下であったので保安基準に適合するものと判断した。
6. 普通貨物自動車(緊急自動車を除く)の車体上部に緊急自動車の警光灯が備えられていたが、当 該灯火に係る電球及び全ての配線が取り外されており、かつ、当該灯火器本体はカバーで覆われた 状態となっていたので、保安基準に適合するものと判断した。
7. ハンドルバー方式のかじ取装置を備える二輪の小型自動車であって車室を有しないものに備える 後写鏡について、その鏡面は円形であり、かつ、鏡面の直径は120mmであった。また、当該後写鏡 に係るその他の性能要件及び取付要件について基準を満足するものであったので、保安基準に適合 するものと判断した。
8. 普通乗用自動車に備える速度計について、速度が「マイル毎時」表示のみとなっていたが、テスタにより当該速度計の指度を確認したところ誤差が無かったので、保安基準に適合するものと判断した。

解答Ⅰ

①解答群

②解答群

③解答群

➃解答群

⑤解答群

⑥解答群

⑦解答群

⑧解答群

⑨解答群

⑩解答群

⑪解答群

⑫解答群

解答Ⅱ

解答

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