【1】 主要諸元が表A]の自家用乗用軽自動車(車両の前部に4サイクルの原動機を有する)について、次の(1)～(3)の方法で検査機器等による検査を実施し、その結果、[表B]に示す計測値等を得た。
(1) 制動力の測定時の天候条件は晴天により、ブレーキ・テスタのローラーが濡れていないと判断した。また、車輪は、ブレーキ・テスタのローラー上でロックしていない状態で測定した。
(2) 前照灯の測定は、すれ違い用前照灯試験機を用い、カットオフラインを有するすれ違い用前照灯を測定した。
(3) 警音器の測定は、音量計を用いて、前方7mにおいて測定した。
次のI～IIIの各問に答えなさい。
[I][表B] 中の審査時車両状態における軸重(A)及び車両重量(B)並びに前軸の制動力の左右差(C)及び後軸の制動力の左右差 (D)を数値で記入しなさい。
[Ⅱ][表B] の1～5の数値を求め記入しなさい。また、1～5の数値を算出した結果、保安基準等に適合するものは「○」印を、適合しないものは「×」印を、記入しなさい。なお、1及び2については小数点第3位の数を切り上げ小数点第2位まで記載し、3、4及び5については小数点第3位の数を切り捨て小数点第2位まで記載するものとする。
[Ⅲ][表B]の(ア)～(コ)の各項目について、保安基準に適合しないものをすべて記号で記入しなさい。
[表A]主要諸元
| 初度登録年月 | 自動車の種別 | 用途 | 車体の形状 | 原動機の最高出力 |
| 平成26年 | 軽 | 乗用 | 箱型 | 38kW / 6800rpm |
| 燃料の種類 | 最高速度 | 前軸重 | 後軸重 | 排出ガス規制の識別記号 |
| ガソリン | 130km/h | 510kg | 310kg | DBA |
| 乘車定員 | 車両重量 | 車両総重量 | 最大積載量 | 騒音規制 |
| 4人 | 820kg | 1040kg | – | 平成10年騒音規制車 |
[表B] 検査機器等による検査
| 制動力 | 前照灯 | 前部霧灯 | 警音器 | ||||||
| 前軸 | 右 | 1760N | 軸重 | 左右差(C) N | 取付高さ | 右 | 左 | cd | 聴感・テスク(キ)115dB |
| 左 | 1310N | (A)kg | ①N/kg | すれ違い灯75cm | 76cm | 速度計の誤差 | 定常走行騒音 | ||
| 後軸 | 右 | 730N | 軸重310kg | 左右差(D) N | 光軸 | 下（ア）10cm | 下（イ）16cm | +・-（ク）3.0km/h | 聴感・テスタ 良・db |
| 左 | 490N | ③N/kg | ②N/kg | 左・右（ウ）27cm | 左・右（エ）27cm | 指示計の振れ | 排気騒音 | ||
| 計 | 4290N | 車両重量 | ④ N/kg | 光度 | 主x100 cd | 主x100 cd | km/h | 聴感・テスタ(ケ）95 dB | |
| 手動 | 1710N | (B)kg | ⑤ N/kg | 副x100（オ） 100cd | 副x100（カ） 83cd | タイヤの振れ | CO | ||
| 走行テスト等の方法と結果 | 良・否 | 1.0 % | |||||||
| HC | |||||||||
| 250ppm | |||||||||
| サイド・スリップ | 黒煙・粒子状物質 | ||||||||
| イン・アウト（コ）5.5mm | 視認・テスタ m⁻¹ | ||||||||
| 1 | 測定値 m⁻¹ | 2 | 測定値 m⁻¹ | 3 | 測定値 m⁻¹ | ||||