問題

H30-2 検査員 近畿 6

問題

【6】次の各々の文は、道路運送車両の保安基準、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(平成14年国土交通省告示第619号)及び審査事務規程について述べたものです。各問に答えなさい。
I 平成26年1月に製作された自動車について、ガソリン又は液化石油ガスを燃料とする自動車のアイドリング時(原動機を無負荷運転している状態)における排出ガス規制について、次の文の( ) に当てはまる適切な字句または数値を記入しなさい。
[ガソリン・液化石油ガス、アイドリング規制]
ガソリン又は液化石油ガスを燃料とする自動車は、原動機を無負荷運転している状態で発生し、気中に排出される排出物に含まれる一酸化炭素の容量比で表した測定値〔暖機状態の 自動車の排気管内にプローブ(一酸化炭素又は炭化水素の測定器の排出ガス採取部)を(①)cm程 度挿入して測定したものとする。ただし、プローブを(①)cm程度挿入して測定することが困難な 自動車については、外気の混入を防止する措置を講じて測定するものとする。)及び同排出物に含 まれる炭化水素のノルマルヘキサン当量による容量比で表した測定値が、次表の左欄に掲げる自動 車の種別に応じ、それぞれ同表の一酸化炭素及び炭化水素の欄に掲げる値を超えないものであること。
なお、一酸化炭素又は炭化水素の測定器は、使用開始前に十分暖機し、1日1回校正を行ったうえで使用すること。また、当該自動車の排出ガス規制の(②)が付されている場合は、当該(②) に係る規制値に基づき判定するものとする。

自動車の種別 一酸化炭素 炭化水素
b 4サイクルの原動機を備える 2% 100万分の(③)
a 2サイクルの原動機を備える自動車(二輪自動車及び側車付二輪自動車を除く 4.5% 100万分の7800
c 二輪自動車及び側車付二輪自動車 (④)% 100万分の1000
d 定格出力が19kW以上560kW未満である原動機を備えた大型特殊自動車 1% 100万分の500
e aからdまでに掲げる自動車以外の自動車 1% 100万分の(⑤)

Ⅱ 自動車の継続検査の際の判断において、次の文が、適切なものには「○」印を、不適切なものには「×」印を、記入しなさい。なお、各文に特に製作年月の指定が無い場合は、平成26年1月に製 作された自動車に対する判断とする。
1. 内燃機関を原動機とし、自動車の前車軸より前方に原動機を有する乗車定員5人の普通乗用自動 車について、当該自動車に備える消音器が交換されていたため、「近接排気騒音の測定方法」に定 める方法により測定したところ、1回目の測定値は96.5dB、2回目の測定値は95.0dBであったので、 騒音値については保安基準に適合するものと判断した。
2. 二輪自動車の近接排気騒音の測定方法について、原動機の最高出力時の回転数が毎分8,000回転であったので、原動機の回転数を毎分4,000回転に数秒間保持した後、急速に減速し、アイドリング が安定するまでの間の自動車騒音の大きさの最大値を測定した。規定に従って測定は2回行い、それぞれの測定値から適切に騒音値を算出したところ、当該自動車の騒音値は基準値以下であったので、保安基準に適合するものと判断した。
3. 平成21年排出ガス規制が適用される軽油を燃料とする普通乗用自動車(排出ガス識別記号:LDA)について、オパシメータを用いて「無負荷急加速時に排出される排出ガスの光吸収係数の測 定方法」で定められた方法により測定し、排出ガスの光吸収係数を算出したところ0.64m-1であっ たので、保安基準に適合するものと判断した。
4. 黒煙汚染度規制が適用される軽油を燃料とする小型貨物自動車 (排出ガス識別記号:ADF)につ いて、黒煙測定器を用いて「無負荷急加速黒煙の測定方法」で定められた方法により測定したとこ ろ、1回目24%、2回目26%、3回目26%であったので、黒煙汚染度は保安基準に適合しないもの と判断した。
5. ガソリンを燃料とする小型乗用自動車について、燃料蒸発ガス発散防止装置が取外されていたが、当該装置の装備は不要であるので、保安基準に適合するものと判断した。

Ⅲ 平成26年1月に製作された自動車の無負荷急加速時に排出される排出ガスの光吸収係数の測定方 法について、次の文の( )に当てはまる最も適切な字句または数値を下表から選び、その記号を 記入しなさい。なお、同じ記号を複数回使用してもよい。
1. オパシメータは、使用開始前に十分に暖機し、(①)以上校正を行ったうえで使用すること。なお、 排出ガスを採取する前に、プローブ(オパシメータの排出ガス採取部)に滞留した黒煙その他の排 出ガスの光吸収係数に影婚を及ぼす物質の掃気を行うこととする。
2. 排出ガスの光吸収係数は、自動車の排気管内にプローブを排気管出口径の(②)の長さまで挿入 して測定する。ただし、プローブを排気管出口径の(②)の長さまで挿入して測定することが困難な自動車については、外気の混入を防止する措置を講じて測定するものとする。
3. 測定値が閾値を超える場合には、(③)の間隔をおいて再度測定を行い、その測定値が閾値以下
である場合には、当該(④)を当該自動車の排出ガスの光吸収係数とする。
4. 排出ガスの光吸収係数を算出するに当たっては、測定値は小数第2位までとし、小数第3位以下の端数があるときは、小数第3位を(⑤)。

解答Ⅱ

解答

  ×   × 〇  ×
〇  × 〇  ×

解答Ⅲ

①解答群

 イ. 2秒以上5秒以下  ロ. 4秒以上10秒以下  ハ. 6秒以上12秒以下
 ニ. 1日1回  ホ. 1月1回  ヘ. 1年1回
 ト. 切り捨てる  チ. 四捨五入する  リ. 切り上げる
ヌ. 測定値 ル. 平均値 ワ. 閾値
カ. 4倍以上5倍以下 ヨ. 2倍以上3倍以下 タ. 20cm
レ. 3倍以上6倍以下

②解答群

 イ. 2秒以上5秒以下  ロ. 4秒以上10秒以下  ハ. 6秒以上12秒以下
 ニ. 1日1回  ホ. 1月1回  ヘ. 1年1回
 ト. 切り捨てる  チ. 四捨五入する  リ. 切り上げる
ヌ. 測定値 ル. 平均値 ワ. 閾値
カ. 4倍以上5倍以下 ヨ. 2倍以上3倍以下 タ. 20cm
レ. 3倍以上6倍以下

③解答群

 イ. 2秒以上5秒以下  ロ. 4秒以上10秒以下  ハ. 6秒以上12秒以下
 ニ. 1日1回  ホ. 1月1回  ヘ. 1年1回
 ト. 切り捨てる  チ. 四捨五入する  リ. 切り上げる
ヌ. 測定値 ル. 平均値 ワ. 閾値
カ. 4倍以上5倍以下 ヨ. 2倍以上3倍以下 タ. 20cm
レ. 3倍以上6倍以下

➃解答群

 イ. 2秒以上5秒以下  ロ. 4秒以上10秒以下  ハ. 6秒以上12秒以下
 ニ. 1日1回  ホ. 1月1回  ヘ. 1年1回
 ト. 切り捨てる  チ. 四捨五入する  リ. 切り上げる
ヌ. 測定値 ル. 平均値 ワ. 閾値
カ. 4倍以上5倍以下 ヨ. 2倍以上3倍以下 タ. 20cm
レ. 3倍以上6倍以下

⑤解答群

 イ. 2秒以上5秒以下  ロ. 4秒以上10秒以下  ハ. 6秒以上12秒以下
 ニ. 1日1回  ホ. 1月1回  ヘ. 1年1回
 ト. 切り捨てる  チ. 四捨五入する  リ. 切り上げる
ヌ. 測定値 ル. 平均値 ワ. 閾値
カ. 4倍以上5倍以下 ヨ. 2倍以上3倍以下 タ. 20cm
レ. 3倍以上6倍以下


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